医学部へ向けての勉強法 〜全体的に〜

医学部合格には標準的な問題をミスなく解くことが必要だと書きました。
言葉で言うのは簡単ですが、そう簡単ではありません。
どうすればミスをなくすことができるでしょうか?

試験で点を取れる条件を前に書きました。
思考力、記憶力、ミスがない、の3つです。
ミスをしないよう心がけても、人間は必ずミスをします。
ですから、自分の答えが本当にあっているかの確かめが必要です。
そして、自分の答えを確かめるには時間的な余裕が必要となります。

その余裕を作るためには、問題をすらすらと解かなくてはいけません。
問題を見たらすぐに解きはじるには、問題のパターンをあらかじめ知っておけばいいのです。
ここで大事なのが2番目の「記憶」です。
確かに記憶力には生まれつきのものがあります。
しかし、時間さえかければある程度のことは覚えられるものです。
医学部に入れば、膨大な量の暗記が必要となります。
これくらいができずに医学部でやっていけるか、という気持ちでやってください。

よく数学、物理、化学などの理系科目は頭をつかうものだと思っている人は多いでしょう。
しかし、出る問題には決まったパターンがあります。
そのパターンさえ覚えれば、とりあえず問題は解けます。 また、問題が解けるようになってくれば、理解も深まってくるのです。
数学などの問題演習をするときは、わからなかったら、答えを見る。
そしてその解法を暗記する。
解法が身に付いたか類題をやって確認する、といった流れにしてください。

もう1度言います。
数学、理科は暗記科目です。
だからこそ、誰にでも時間をかければチャンスはあるのです。

次に英語、これも全て暗記です。
単語、熟語、構文…。
文法も一種の熟語、構文と思って暗記してください。
とにかく知識があればあるほど有利になります。

極端なことをいえば、問題さえ解ければ理解していようといまいと関係ないのです。
問題を解くには何が必要なのか…。
数学であればまずは公式を知らないと話になりません。
公式を知っていても、解法を覚えていないとおそらく時間内に終わらないでしょう。
英単語を知らなければ、和訳はできません。

勉強とは何か、といわれたら一言では答えられないでしょう。
しかし、受験、とくに医学部受験は暗記が全てといっても過言ではありません。
暗記ばっかりはいやだ、という人もいるでしょうが、暗記なしには何もできません。
小学校のときに九九を覚えたことを思い出してください。
覚えることで法則性を発見できたりしたでしょう。
それと同じだと思ってやってみてください。

センター、2次別や各科目ごとについては詳しく次以降の章に書きます。

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